新薬師寺と春日大社

竜胆です。

11月のある日、友人と一緒に新薬師寺と春日大社に行ってきました。

新薬師寺は奈良市高畑町にあります。

この日、友人から

「薬師寺と新薬師寺って何か関係があるの?」

と聞かれました。

私も以前にどうなん?と思って調べたことがあります。

『薬師寺』と『新薬師寺』は関係はないようです。

「薬師寺」とは病の治癒祈願の「薬師如来」さまをご本尊とするお寺のことです。

新薬師寺の「新」は新しいという意味ではなく、

(霊験新たかな…)の「新たか」を意味する「新」だそうです。

『新薬師寺』は奈良時代に大仏造営で有名な聖武天皇の病気平癒祈願のために創建されたお寺です。建立は747年で、東大寺大仏の鋳造が開始された年でした。

災害等が原因で今は小さな寺院になってしまっていますが、8世紀後半には、金堂や東西両塔をはじめとする多くのお堂が建ち、南都十大寺に数えられるほど壮大な伽藍を誇る大寺院でした。

こちらが本堂です(唯一残った建物で国宝です)。正面中央に本尊の薬師如来坐像(国宝)が鎮座し、その右手から円陣を組んで十二神将立像(国宝)が安置されています。

どっしりとした薬師如来さまの大きく優しい目を見つめながら手を合わせるといつも、ありがたい気持ちでいっぱいになります。

その左右、背後をぐるりと取り囲む十二神将さま。

まさに怒髪天をつく表情や、神々しく力強い体躯とそのポーズ、毎回その存在感に圧倒され長々と見つめています。

残念ながら撮影はできないので、画像はありません。

皆さま良ければググって調べてみてください。

十二神将さんに関しては語り出したらめっちゃ長くなっちゃうのでこの辺にしておきます💦

新薬師寺のお庭です。向こうに見える建物で新薬師寺や十二神将像についてのTV番組ビデオを見ることができます。お時間があれば見られることをお勧めします。

新薬師寺でのオーラの見え方についてのアメブロ過去記事があります。次回、ご紹介させて頂きますね。

新薬師寺から春日原始林へ向かいました。

新薬師寺がある高畑町は昔から春日社の神官が住居を構えた所です。参道から南へ向かって数本の道が森を縫っています。
この道はその中でも一番高いところを通る道なので、『上の禰宜道(かみのねぎみち)』と言われています。古くから信仰の盛んな夫婦大国社や金龍神社などを経て進む信仰の道で、最も往来の多かった道だそうです。でもいまは森の中の静寂を楽しめる道になっています。

鬱蒼とした森の中を歩きます。所々に巨木があります。

30分ほど歩くと春日大社の参道へ出ました。お腹が空いてきたので先にお昼ご飯を頂きました。

参道脇にある春日荷茶屋さんで万葉粥定食を頂きました。この日は11月で「きのこ」のお粥でした。10月は「栗とさつまいも」、12月は「長芋」だそうですよ。

優しいお味で美味しかったです。

さていよいよ春日大社です。

せっかくなので、特別参拝をさせて頂きました。(拝観料700円)

燈籠が並ぶ回廊を通り、御蓋山浮雲峰遙拝所や中門前まで進み参拝し、藤浪之屋も拝観できます。

と説明されています。

御神木の力強さ!すごいですね!

藤浪之屋 “年3回行われている万燈籠神事を感じていただこうと、江戸時代まで神職の詰所であった藤波之屋を開放しました”とのことです。

真っ暗な部屋にたくさんの燈籠が吊り下げられており、とっても綺麗でした。

春日大社には摂社末社がたくさんありますがこの日はここまでにさせて頂きました。

また次の機会に「若宮十五社めぐり」や「水谷九社めぐり」などお詣りさせて頂こうと思っています。

帰りはならまちのカフェでおしゃべりの花を咲かせましたとさ。

ありがとうございました。