桜の木の危機

竜胆です。

春、美しい花を咲かせていた桜の木

夏の今は青々とした葉っぱがキラキラとお日様の光を反射して‥って

あれ?葉っぱが茶色?

ひょっとして枯れている⁇

あら、こちらの木は根本から伐られてる😢

木の真ん中に穴が空いてる‥涙

お寺の桜の木も!

犯人は

「クビアカツヤカミキリ」

という、“サクラやモモ、ウメ、スモモなどのバラ科樹木に寄生し、幼虫が樹の内部を食べて枯らしてしまう外来のカミキリムシです”

姿はどんなのかというと

⚠️要注意です! 虫が苦手な方は飛ばしてくださいませ

⚠️

⚠️

(画像は『東京都環境局』のサイトからお借りしました)

目印は首の赤いラインです。

もしクビアカツヤカミキリを見つけたら、逃がさずにその場で捕殺”するようにと書かれています。

見かけたら絶対、やっつけてやる!と心に誓っていた私。

で、先日、よくお詣りさせて頂いている近くの八幡さまの参道の階段で

このクビアカツヤカミキリを発見したのです!

「うわっ!クビアカや!これ、桜の木の敵やで!」と八十九に鼻を広げて告げました。

「やっつけないとあかんね!踏んづけよか?」と足を持ち上げました。

いや、待てよ。ここは鳥居をくぐって入った神様のご神域。

ここで殺生していいの?

でもすでに目の前の桜の木からはカミキリムシによって内部を食い荒らされて夥しいフンがあふれ出ている(下の写真はお寺の桜の木ですが、茶色の粉のようなものが見えます)

「えー、どうしよう💦」

しばらく迷って、結局踏んづけることはできませんでした。

今でも、やっぱり、やっちまうべきだったか!とも思っています。

ここはこうだ!こうするべき!という答えは出ていません。

すみません。なんだかモヤっとした記事になってしまいました。

答えはないですが何となく感じているのは

人が生きていくうえで“絶対に正しい”、“完全に間違っている”というおこないはなく、常にどうするのか判断をしながら生きているのではないかということ。

そして自分で選んだ結果は良くも悪くも自分に示され返ってくるのではないのかなと思いました。

今年の春先に参道の桜の木が伐採されているのを見てショックを受け、次の季節には他の木が伐採されているのを見るかもしれない。

で、クビアカツヤカミキリを見逃した自分を後悔することになるのかもしれません。いや、すでに後悔しています。

大袈裟な本筋とは違うお話になってしまいましたが、皆さんにもシェアしたいなと思いました。

最後にこれが『クビアカツヤカミキリ被害の見つけ方』資料写真をお借りして貼り付けさせて頂きます。

“幼虫の活動期は4月から10月頃までで、この期間の幼虫は、「フラス」と呼ばれる食べた木屑と糞が混ざったものを、幹や枝に開けた孔(排糞孔)から盛んに排出します”

木をネットで巻くのは拡散防止のためだそうです。

気がつけばこのような状態になっている桜の木がいっぱいあります😢

皆さんがお住まいの地域はいかがでしょうか。