『おとぎ話のその後×3 ぶんぶく茶釜やん?』過去記事から

竜胆(りんどう)です。

アメブロの過去記事の再掲載です。

前回のお話はこちら

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(これは2023年2月1日の記事です)

竜胆(りんどう)です。

ある日のこと。八十九爺がふと夜中に目を覚ましました。

天井あたりで茶色い何かが動いています。

「うん?何やろ?」真顔

茶色い何かは段々と形を現して…

やっぱり!あちゃぽんです。

神社にいるようです。

神社からそーっと抜け出て、隣りの建物との塀を必死によじ登ります。

どうやら脱走?ポーン

そこでまた情景が変わりました。

また、部屋の天井が見えます。

茶釜⁈がクルクル動いてます。

「なんで茶釜?」

しばらくクルクルしてたら、いきなり茶釜から手足がポンっと出てきました!

「え〜!」

次に頭が、最後に尻尾がポンっと出てきました。

「なんや、コレって〜。どっかで見たことあるよーな…」

すると、そこへ八十九爺の産土神さまが登場。

夜中のこんな時間帯に来られるのは珍しいです。

八十九爺がびっくりしていると、

 

『どうや?』と聞いてこられます。

めっちゃ嬉しそうです。

「どうやとは、どういうことなんでしょうか」

『びっくりしたやろ?小芝居打ったんや。』

あちゃぽんは神さまの考えた小芝居に協力してたようです。

それだけ信頼を得ているという事ですよね。

『こいつ、もう、使いとして大丈夫や。

おまえ、使わんか?』

とあちゃぽんを指して薦めてくださっています。

「いやぁ、もう僕のところは大丈夫なんで。

神社の方でそのまま使ってあげてください。」

 

『えー。この者、中々使えるぞ。いらんのんか?』

「はい。もう充分です」

『ふーん。。』

神さま、ちょっと残念そうにされていました。

朝になって

普段ついてくれているきつねのミキちゃん達に

あちゃぽんが加わることについてどう思う?

と聞いてみたら、

『アイツは嫌い!』という声が…ニヤニヤ

前に悪さをしていた印象がよほどアレやったのか…

とほほです。

これが年末の頃のお話です。

このお話はもう少し続きます。