竜胆です。上の画像は錦絵「大江山鬼人退治」です。
(国立国会図書館デジタルコレクションにあります)
『鬼』
中国における「鬼」という文字はもともと死者の魂(死霊)や死体を表す象形文字でした。
日本では河童や天狗と並び、鬼は「三大妖怪」とされていました。
(三代妖怪は、酒呑童子しゅてんどうじ・玉藻前たまものまえ・大嶽丸おおたけまるという説もあり)
平安時代に書かれた、最古の日本語辞典とされる「和名類聚抄わみょうるいじゅしょう」によると、「鬼」という語の語源は「隠おぬ」。
目に見えない、得体の知れない恐ろしいモノだと記されています。それが訛って「オニ」になり、そこへ漢字の「鬼」の字をあてたとされています。
ここまで調べて「魂」という文字ってそういえば鬼が入っているやんって気がつきました。ちょっと脱線して調べてみました。
生者は「人」、死者は「鬼」
古代中国では、生きている人間を「人(じん)」、死んで魂だけになった存在を「鬼」と明確に区別していました。
「鬼」は、純粋に「亡くなった人の霊」を指す言葉でした。
「魂」🟰精神を司る天に昇るエネルギー
「鬼」にモヤモヤと動く雲を表す「云」を組み合わせ、「体から抜け出して、天へ昇っていく精神的なエネルギー(たましい)を表しました。
「魂(こん)」と「魄(はく)」
古代中国(道教など)の考え方では、人間の霊魂は「魂」と「魄」という2つの要素が合わさってできていると信じられていました。どちらも死後に関する概念であるため、「鬼」という部首が使われています。
「魄」🟰肉体を司る地に残るエネルギー
「鬼」に色が白く形がはっきりしていることを表す「白」を組み合わせ、「骨や肉体とともに地面に残る物質的なエネルギー(たましい)を表しました。
人間が生きている間は「魂」と「魄」が合体していますが、死ぬとこれらが離れ離れになり、精神(魂)は天へ肉体は地へと帰っていくと考えられていたようです。
「魂」と「魄」、おもしろいですね。なんとなく、そうやろなぁと思っている通りな気がします。
脱線したままですが😅今日はこの辺で終わりたいと思います。
よければ、またお付き合いください☺️






