空海さんのお寺『東寺』

竜胆です。

八十九の漫画まとめは中断させて頂いて、お寺のご紹介です。

昨年の12月中旬に八十九と二人で京都にある『東寺』を訪ねました。

近鉄『東寺』駅から歩いて10分程度。

九条通りに面して大きな南大門が見えてきました。

門の脇をふと見ると

アオサギと思われます。めっちゃ堂々としていて“守っている感”がありました。

「これは門番やね!」と二人で納得 笑

南大門をくぐって正面には金堂があります。

とにかくものすごく大きいです。

中を拝観できるのは、こちらの『金堂』とその向こうにある『講堂』と『食堂』です。

まずは『金堂』です。

『薬師如来坐像』がご本尊で脇侍として『日光、月光菩薩』

薬師如来さまが座っておられる台座の下には十二神将さまが守っておられます。

次に講堂。

この中に空海さんがプロデュースされた、かの有名な立体曼荼羅があります。

もちろん撮影はできません。なのでパンフレットから画像を載せました。

大きな『講堂』と呼ばれる建物の中に大日如来を中心に全部で21体の仏像が配置されています。

大日如来を中心に五智如来(ごちにょらい)、大日如来に対面して右側に金剛波羅蜜多菩薩(こんごうはらみったぼさつ)を中心にした五大菩薩、左側に、わが国に初めて紹介された不動明王を中心にした五大明王。

須弥壇の四方には四天王、梵天、帝釈天が警護するように配されています。

圧巻です。

空海さんが密教の教えを表現するために曼荼羅を3D化されたということですよね。

密教の難しいことは分かりません。

でも立体曼荼羅の前に立つと、仏さまに対する恐れであったり、ありがたさを感じます。

それに何よりも空海さんの情熱を、空海さんからのギフトをズドーンと受け取り、感じることができるように思いました。

金堂、講堂の横には美しいお庭が広がり、有名な五重の塔があります。

紅葉の季節にはものすごい人が集まりますが、そのシーズンも落ち着き、空いていました。

東寺は広いお寺です。この他に大師堂(西院御影堂)、宝物館、観智院などがあります。

宝物館は3月20日〜5月25日、9月20日〜11月25日の期間に特別公開されています。

観智院

東寺塔頭、観智院を拝観させて頂きました。

観智院は真言宗の勧学院(中世に設けられた教育施設)です。所蔵する密教聖教の量と質ではわが国最高といわれるそうです。

客殿、書院やお庭が美しいです。

本堂のご本尊は、五大虚空蔵菩薩です。
五尊は獅子、象、馬、孔雀、迦楼羅かるらという鳥獣の上に鎮座しておられます。

画像はパンフレットを撮影しました。

最近、覚えたての虚空蔵菩薩さまのご真言を唱えさせて頂きましたw

こちらの五大虚空蔵菩薩は唐の長安の青龍寺金堂の本尊であったものだそうです。

なんとも言えない、いいお顔をされています。それに今にもこちらに向かって動き出してこられそうな感じがするんです。

また、虚空蔵菩薩さま方を乗せている鳥獣さん方がなんとも言えずかわいらしいんです。

結構長いあいだここで拝見していました。

空海さんのお寺、『東寺』は是非とも皆さんにおすすめしたいお寺です。

今回もいいお参りをさせて頂きました。

私たちは定期的に訪れたいなと思っています。