河童の困ったちゃん

バレンタインデーのチョコ

バレンタインに自分たち用に買った箱入りのアソートチョコ。

甘いものは少しずつでいい私たちは毎日、ひとつずつ食べています。

当然、バレンタインデーには河童ちゃんたちに

「どうぞ〜!」と声をかけました。おそらくあの日はあちこちで頂いていたでしょうね。

その後、毎日少しずつ減っていく箱入りチョコを「どうぞ〜」と声をかけています。

ある日のことです。半分くらい空きが出てきた箱を前に

なんかいつも見ないような河童ちゃんがトコトコと登場。

チョコの箱の横にしゃがんで、じっくり見てチョコをつつきながら

『同じチョコかよ〜』と言いました。

河童のユキオくんが飛んできて

『無礼者!』と一喝。その河童ちゃんを引っ捕まえて連れて行きました。

八十九が私にその状況を説明してくれました。

私が「え〜(笑)コント〜?」と笑っていたら、ユキオ君が

『小芝居じゃありませんよぅ〜💦

あの者は宝ヶ池で朝から酒浸りになっている困りものなんでございますよぅ。

しっかりと叱っておきました。

申し訳ございません〜』

後で声をかけた精霊さまが説明してくださいました。

『河童ランドや宝ヶ池、あちこちでああいう困りものが出てきて、長老たちが頭を悩ませておるのじゃ。

法を作るべきなのか。

法を作ると言うことは罰が必要ということで、しかしそれは我々には馴染まないと悩んでいるのじゃ』

河童ちゃん、その日の夕食の時にも

「先ほどは失礼いたしました」

と言ってました。

河童ちゃんの世界も私たちの世界と変わらない‥

私たちとの関わりでこういう問題が起きているんだろうかとも思いました。

悩ましい問題ですね。