2023年12月の記事です。
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聖天堂拝殿は外拝殿と内陣に分かれており、外拝殿は24時間解放されていますが、内陣は毎月16日と5月1日〜10日の期間は拝観できるそうです。

聖天さまは秘仏ですのでお姿は見えませんが外拝殿に上がってゆっくり手を合わせることができました。
外拝殿を出ると、お嬢が
「さっきお母さんが横で手を合わせてる時、また姿が前世の男の人に変わってね。
ちょんまげ姿に紺色の着物を着て、袴を履いてて。聖天様に一心に手を合わせて祈り続けてるんやけど、その姿が青年からおじさんくらいの年齢に変わっていったんよ。
人生のものすごく長い間、参拝を続けてたみたいで、その祈りがどうやら前世のお父さん(八十九のこと)と一緒になりたいということやったようやね。
お父さん、過去では女の人やったみたい。
でも身分の違い云々とか、そういう時代背景があって結局はその世では一緒になれなかったみたいやねえ」
という驚きの解説を始めました。
「えーっ⁈ お父さんが女の人やったん?」
「そやねん、イメージで言うと、ほっそりした美人っていう感じで。
今と全然違うよなあ〜、笑ってしまうわ」
「ほっそりした美人?!」
八十九は、ガタイがかなり大きく、ずっしりとしたおじさんです。
その姿とほっそりした美人というイメージがどうもちぐはぐで、二人でしばらくツボってクスクスと笑いました。
私たちにそんな過去があったのか!と新事実に驚きました。
次に階段を登り、文殊堂に行き手を合わせました。
(結構な本降りの雨になり、写真は撮れませんでした‥文殊堂の写真はありません)
そこでまたもやお嬢が
「願いが叶ってよかったねって仰ってた。あと、叶ったから過去に預けていた力は返してもらうねって」
「ははあ、ありがたいわ・・・。過去に預けてた力って?」
「願いを叶えてもらうためにサポートしていただいてた力、加護のことやと思う。お母さんから光るエネルギーみたいなのが、文殊菩薩様のところへ帰っていってたのが見えた」
なるほど!

今回のお参りは言わば、その時からの願いが成就したことのお礼にお参りさせていただいたんだということがわかりました。
「生駒聖天さん」がなんか、気になってお参りに行きたいと思っていたのはこういうことだったのか!と思いました。
何百年もかけての願いだったんですね。
本当にありがたいなあと感じながら、再度お礼を言って帰路に着きます。
帰る時、あやねさんから、河童ちゃんの元気粉箱に入った飴にパワーを入れていただき、お嬢とわたしで一つずついただきました。もう一つは八十九へのお土産です。
※後で調べると、文殊堂自体は昭和53年に落成されたお堂とのことで、数百年前にはまだないお堂だったということがわかりました。
なぜこちらの文殊菩薩様に、当時の加護をお返しすることになっていたのか詳細は分かりませんが、それでも有難いことには間違いなく、お礼参りができたことが本当に良かったなと思いました。
神仏さまに何かを一心に願うということはこういうことなんだと思いました。
その人生で叶えられなかったことが次の世で果たされるということもあるんですね。
願いごとがある方は、霊験新たかな『生駒聖天さま』にお参りされてみてはいかがでしょうか。
今回はあいにくの雨でしっかりと境内を回ることはできませんでしたが次回、晴れた日にもう一度しっかりとお参りさせていただきたいなと思いました。