竜胆です。
私たち、「そうだ奈良に遠足にいこう」とたびたび奈良界隈に出かけています。
目的を定めているときもありますが今回は特に何も考えず(笑)うろついていました。
JR奈良駅から近鉄奈良駅方向へ進み、そこから北方向へ。佐保川を横切り適当に?歩いていました。
ふと、見ると『不退寺』という看板が。
佐保路の紹介パンフで「不退寺」の名前があったのをすっかり忘れていました。。。(帰宅してから調べて分かりました💦)
先日、奈良佐保路エリアにある「法華寺」と「海龍王寺」をご紹介しましたが「不退寺」も同じエリアにあります。
「行ってみよう!」ということで案内の通り進みました。

なんかいい感じの道の向こうに山門が見えてきました。

『不退寺』 別名 業平寺
平安時代の歌人で伊勢物語の主人公、在原業平(ありはらのなりひら)建立のお寺です。
業平自ら、聖観音菩薩像を作り本尊とし父阿保親王の菩薩を弔うと共に、衆生済度の為に『法輪を転じて退かず』と発願し、不退転法輪寺と号して仁明天皇の勅願所となった、とあります。

本堂
ご本尊の聖観世音菩薩立像、五大明王像(不動明王、降三世明王、軍荼利夜叉明王、金剛夜叉明王、大威徳明王)、地蔵菩薩立像、阿保親王坐像を拝観することができます。
画像でのご紹介ができないのが残念ですがどのお像も素晴らしく、とても贅沢な時間を過ごすことができました。
南都花の古寺といわれるように、境内は野趣あふれる雰囲気で、さまざまな草木があります。
3月にはれんぎょうの見頃を迎えるようです。



多宝塔
拝観の受付をしてもらった時に
「石棺もこちらにありますので見てくださいね」と教えてもらいました。
付近には古墳がいっぱいあって、おそらくそこから運ばれたものであろうと言われているそうです。


百人一首 第17段 在原業平
ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは
現代語訳(不思議なことがいくらでもあったという神々の時代でさえも、聞いたことがない。竜田川が(散った紅葉で)真っ赤な紅色に、水を絞り染めにしてしまっているとは
この歌は業平が屏風絵を見て詠んだ「屏風歌」らしく、紅葉の名所である奈良の竜田川の情景を、想像力を駆使して色鮮やかに描いた名歌だと言われているそうですよ。
勉強になりました。
ご縁に感謝。






