軍荼利明王 気操術 ①(アメブロ過去記事から)

軍荼利明王

八十九ですニヤニヤ

先日、私は妙なビジョンを目の当たりにしました。

崩れた石仏の瓦礫の山の中に体のほとんどが埋まっている状態の仏(明王のようなお姿)が腕だけを突き出して廻しています。

そして、そこから僅かに視線を右に振れば、その仏とおぼしき者が今度は片足立ちの姿で現れ反時計回りに回転しています。

青い玉虫色(映画のアバターの肌の色)の肌は、それ自体から光を出していて何やら不思議な景色でした。とはいうものの、私は明王のようなお姿の方が、

なんかへんてこりんな事をされているなあ・・・

という感想で見ているので有難いとも恐れ多いとも思っていなかったのです。

ですが朝食の後に竜胆へ、その事を話していると・・・

「軍荼利明王」という圧縮通信が脳内で開きました。

そのことも竜胆に話すと、なんだか大切な事なのか・・・という気になってしまいました。

夫婦で「なんじゃらほい」と頭を悩ませている時にまた圧縮通信が開きます。

今度は「東大寺」というメッセージ。

竜胆が慌ててネットやら本で調べます。

どうやら東大寺に軍荼利明王を祀る御堂が存在するという事がわかりました。

そこで、数日後に軍荼利明王が祀られている東大寺の不動堂へ二人で出かけます。

東大寺 不動堂

真っ暗な御堂に五大明王が祀られているのですが、どうやらセンターがお不動様なのはわかりました。

しかし残りの四体の仏像の中でいったいどの像が軍荼利明王様なのか・・・サッパリわからない。

竜胆が「左の仏を指して、あれやで」と言ったのですが、

私は右側のこちらへ強い波動を出している木像の方へと進みました。

どうやら竜胆説ではなく、私の見た強い波動の仏像が軍荼利明王様のようでした。

なぜならその像は腕を前でクロスしているからです。

七月の午前十一時の不動堂の中は灼熱のサウナのように過酷で、重い真っ暗な世界です。

私はそこで僅かな時間、瞑想をしてからサードアイを開き、「失礼かな?」と思いながらもその明王様と会話が出来るのか試みてみました。

結論から言うと会話はできなかった。

ですが、

肉眼とサードアイでさまざまなビジョンを見る事になります。

まずは目の前の軍荼利明王様が幾つものブロックに分かれて

伸びたり縮んだりするのです。

そして伸びた部分がレンズの屈折のようにずれていきます。

しかも、そのグニャグニャとした運動のあとに軍荼利明王様は、なんと視界から消えます。

私に見えているのは軍荼利明王様の恐ろしい三つの「目」だけです。

これはさすがに恐かった。「目が」、目だけが私を見据えて離さないのです。

この時、なぜ仏像が見えなくなったのか?などという些末な感覚はちっとも湧いてこないから不思議です。

そんな事より私を釘付けにして離さない三つの眼の目力が、どんどん強くなっていく、この恐怖にどう向き合うのか、そっちの方が当然ながら優先順位一番なのです。

ですが、ついに私は我慢しきれずに目を閉じた。

なんとその瞬間のことです。

本来、暗闇で目を閉じればより暗黒の闇は増すはずです・・・

なのに、そこに現れたのは金色の軍神姿の美しい女神でした。

このような経験は以前にも一度あり、自宅の居間にダキニ天様が現れた時も、そのお姿は軍神姿の女神だったのです。

時間にして一秒ほどでしょうか・・・

その女神は消えて、私はそっと目を開けました。

「軍荼利明王様に手を合わせて軍神の女神を見る?どういうことだ?」

なんだか訳のわからない事だらけ・・・

それならそれで仕方がない、という感じで帰路についたのです。 

つづく