『ん?あ、先輩。カルラさん。』

半年ほど前のお話です。

年始にあった出来事で動揺していた私たち。

お嬢も帰ってきていて3人でテーブルを囲んでいました。

お嬢

なんか、今、そこのお母さんの作品からグワって起き上がるように鳥の姿みたいな、人みたいな存在が出てきた!ほんでここに立ってるんやけど‥

リビングの隅を指して言います。

八十九

ああ、おるな‥

起こった出来事に呆然としていた私はちゃんと反応できません。もちろん見えていません。

竜胆

?え?なに?なんかいてるん?

今回の出来事の背後には間違いなく“魔の存在”がいることは眷属さま方から聞いていましたので、それが今ここにいるのか?と思ったわけです。

お嬢

どういう存在なんか、よくわからん。鳥人間みたいな‥

八十九がマシロちゃんに聞いてくれました。

八十九

ここにいるのは何者?

マシロちゃん

うん?ああ、先輩。“カルラさん”

まるで中学生が地元の先輩を紹介するみたいな感じで教えてくれました。

竜胆

え? ああっ!迦楼羅さま?

私たちが認識したのでカルラさまが話しかけてくださいました。

私たちが座っているダイニングテーブルに座られているようです。

お嬢

あ、お母さん、カルラさまが「お茶を飲むか?」とおっしゃってるよ

竜胆

あ、ハイ!頂戴します!

見えていませんがお茶を入れて私の前に差し出してくださっているようです。

「いただきます‥」と見えないお茶をイメージしていただきました。

とにかく、一服してゆっくりしなさいということだなと受け止めました。

それから“起こったこと”に対する当分の対処法などを八十九やお嬢にイメージを送りながらアドバイスをしていただきました。

とにかく、この場から離れた方ががいいとのことでしたので急遽、翌朝から3日間ほど家を空けました。

それからも何度か来てくださいました。

お酒をどうぞとお供えした時には

『美味しいものは好き。龍は食べないけどね。』とおっしゃっていました笑

おそらく、虚空蔵菩薩さまの眷属さまではないかしら?と思っています。

マシロちゃんが“先輩”と呼ぶなら信貴山におられる?

空鉢護法堂へ上がるところに虚空蔵堂があっていつも手を合わせています。

違うかもしれません。

とにかく感謝です。