生駒聖天さまでびっくりしたこと1(アメブロ過去記事から)

2023年12月の記事です。

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先日お嬢と二人で生駒聖天さんにお参りしてきました。

生駒聖天(いこましょうてん)、寶山寺(ほうざんじ)は、奈良県生駒市門前町にあるお寺です。

本尊は不動明王で、聖天堂に安置される大聖歓喜自在天(だいしょうかんきじざいてん)が「生駒聖天」として多くの方の信仰を集めています。

雨がしょぼしょぼ降る中での参拝でした。

近鉄生駒駅からケーブルカーに乗り換え、「宝山寺」という駅から階段を10分ほどひたすら上がります。

それまでの町の雰囲気とは切り離された異空間のような階段が現れます。

大きな鳥居が見えてきます。お寺ですが鳥居があるんですね。

調べてみると古代のヒンドゥー教とも言えるバラモン教の神(天部)を祀っているからだそうです。

聖天は、「歓喜天(かんぎてん)」とも呼ばれ、財福をもたらすヒンドゥー教のガネーシャを起源とする神です。

ガネーシャは象の頭の姿をした神さまです。荒ぶるガネーシャを、仏教の十一面観音菩薩が象の頭をした女神に変身し、抱きあうことで善神に変えたという伝説があり、抱きあう男女神が宝山寺の聖天堂に祀られている「大聖歓喜双身天像」。

この像が、“生駒の聖天さん”の愛称で親しまれています。

ここでお嬢が

「めっちゃ大きな白いタヌキが鳥居の下に立ってる!」

「え?うそ!たぬき?ホンモノの?」

こういうとき、わたしにはお嬢が本物のタヌキのことを言ってるのか見えない世界のことを言っているのかどうかわかりません。

あちこち見回しますが見当たりません。

「ううん。見えない世界の。あ、今、人の姿に変わりはった!」

どうやら鳥居の下で私たちが登ってくるのを待ってくれているようです。

最初は鳥居くらいのサイズの大きな狸でしたが、私たちが石段の中間辺りまで登ってくると、綺麗な女性の姿に変わったそうです。

「・・・お母さんに久しぶりって言ってはるよ。“ あやねさん ”っていう名前らしい。ん?今、お母さんが武士の格好をした男の人に見えた」

綺麗な女性姿の狸さんは、あやねさんという名前の眷属様らしく、私に『久しぶりに来たね』と声をかけてくれているとのことでした。

お嬢が見た姿は、どうやらわたしの前世である武士姿の男性のようで、過去にもここへお参りしていたようです。

そう聞いても残念なことに、まったくピンともこない私です。。😅

そういう過去もあったのかあ、と思いながら聞いていると

「あやねさんがついて来なさいって」

私たちを案内してくださるようです。

境内に辿り着く前にもちょっとした階段があり、またまた2人でぜーはー言っていると

「がんばって。参拝を終えたら、その飴の中に気を入れてあげるから」

とあやねさん。

お嬢の鞄の中には、ここに辿り着く前に私があげた河童ちゃんの元気粉箱に入った飴ちゃんがあるのです。

気を入れてくださる!と聞いて、単純な私たちはすぐに頑張ろう!とスイッチが入りました笑

あやねさんの案内で、まずはお不動さまの本堂へ参拝することに。

後ろには立派な崖がそびえています。

雨のおかげで霧が出て、幻想的な雰囲気が広がっています。

雨模様でわかりにくいですが、崖には弥勒菩薩像が安置されているそうです。

境内には空海さんも修行したという大岩盤般若窟を背に、本堂、聖天堂、多宝塔などが点在しています。

本堂でお不動さまに手を合わせました。

参拝を終えると、お嬢がなにやらニヤニヤしています。

「どうしたん?」

「いまね、手を合わせたら、黄色のマラカスを持ったお不動さまがシャカシャカとリズミカルに鳴らして踊りながら出てきはった笑」

「えええ?マラカス?笑」

お嬢曰く、3頭身くらいのサイズになったお不動さまが、ノリノリでマラカスを振りながら本堂の中から出てこられたのだとか。

お嬢がコミカルな登場シーンに笑っていると、

『こういうビジョンを受け取れるのは、お前の気持ちが前向きで明るいからだ』

と言うお言葉が。

「こういうビジョンっていうのは、お不動さんのコミカルな登場シーンのことで、自分の気持ちが暗かったり落ち込んでいると、こんな楽しいビジョンを受け取ることはできないということなんやと思うわあ〜」

とお嬢。

最近、いくたまさんでも面白いエピソードがたくさんありましたが、そんな風に面白いエピソードが受け取れたのも、自分の気持ちがポジティブな方向に向いていたからなんだな〜とわかったと言っていました。

あらためて、前向きに明るく生きることは、本当に大切だなと感じました✨

続きます。